国内の1世帯あたりの平均所得は、2007年は前年より10万6千円減って556万2千円だったことが、厚生労働省が21日発表した「国民生活基礎調査」で分かった。これまで最も高かった94年(664万2千円)と比べると108万円低い。世帯の高齢化で、賃金や事業収入などの「働いて得た所得」の低下が影響していると同省はみている。というニュースが最近ありました。
あまりピンとこないかもしれませんが、世帯の所得が556万円ということは、世帯年収が700万円〜800万円って感じだと思います。
最近の他のニュースと比較して、この数値は妙に多いのでは?と思ってしまいます。
ただし、この数値はあくまで平均値なんですよね。
平均値の場合は、所得が2億の世帯が1世帯、所得が350万の世帯が99世帯あるとき、その100世帯の平均は546万5千円となってしまいます。
99世帯が平均より低くなってしまいますね。
所得や年収などの統計で分布をグラフにすると、どうしても山が左側(低所得側)に寄ってしまい、右側に細く長い線が出来上がってしまいます。
なのでこうした統計では中央値や最頻値を参考にしないと、感覚的にズレて認識してしまいますね。
ふと思いついたので書いてみました。
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